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2011.09.01

産声の余韻。

今日から9月。

夏は苦手だというのに、
8月最後の日にはいつも、夏が終わってしまうような寂しさを感じます。


今年の夏はなおさら。


大きなお腹で通勤していたのも、
毎日、日に三度シャワーを浴びていたのも、

照りつけるような暑さの、終戦記念日の8月15日の朝に入院をしたのも、

娘の産声を聴いたのも、

もうだいぶ以前のことのよう。


退院してから一週間が経ちました。



ご報告が遅くなりましたが、

8月17日に、無事に子供が誕生しました。


2011-8-31-15.jpg


3182gの女の子でした。



携帯から、『つなビィ』につらつらと状況を書いていたのですが、
ずいぶんと多くの方が見ていてくださっていたようで
もうご承知の方のほうが多いとは思いますが・・・


出産までに三日かかり、最終的には帝王切開で産まれました。


2011-8-31-2.jpg



15日の朝一番で入院して、すぐに陣痛促進剤の点滴をはじめ、
陣痛がだんだん強まるものの、子宮口がなかなか開かず、

一日目の夕方に、
「陣痛も強まってるし、明日もう一日がんばってみよう」との
先生の言葉で、二日目へ。

二日目の陣痛はかなり強く、だんだんと会話もままならないくらいになりました。
一分おきの陣痛のときには、喰いしばった歯が割れるんじゃないかと思うほど・・・

陣痛の痛みはもちろんだけれど、
24時間通しの点滴と、分娩監視装置をお腹につけていたため、
身動きがとれない状態で痛みに耐えるのがとてもつらかったです。

さらには帝王切開の可能性が少なからずあったため、
二日目から絶食だったので、力も出ない、あえぐほど喉が渇いても、水すら飲めず。


点滴&絶食中・・・ 「ひと口でいいから水ください~」
2011-8-31-14_20110901203646.jpg



苦しくて、しかも痛いうえにお産が進んでいないというのに
なぜか冗談を言う余裕があって (まわりもだんだん心配していたし)

陣痛の合間には、

「もし帝王切開になるんだったら、盲腸も切ってもらわないと!」
なんて言ってました。

masaは先生に、「奥さんはすごく我慢強いね~」と言われていたようです。
実際のわたしは、指のささくれでさえメソメソするほど、痛みに弱いというのにね。


「これだけ強い陣痛が来ているのだから、あともう少し頑張ってみよう」と言われて、
新たに迎えた三日目。

分娩監視装置によると、子宮口全開でもおかしくないくらいの陣痛が来ているとのことで
先生も助産師さんも、もちろんわたしも期待しましたが、
結局、子宮口は開きませんでした。


「もう十分頑張った」となだめるように先生に言われて
帝王切開が決まったとき、
ここまで耐えたのにと残念で悲しくなったけれど、

もし赤ちゃんが、出たいのに出られなくて苦しい思いをしていたら、と考えたら
すぐに気持ちを切り替えられました。



麻酔は全身麻酔と腰椎麻酔があるそうなんですが
「ここまで頑張ったんだから産声を聴かないと」と先生に言われ、
意識の残る腰椎麻酔でした。

陣痛は続いていたので、同意書にサインをした字は震えたひどい字で、
腰椎麻酔を打つ際にも強い陣痛が来てしまい、
「動くと危ない」と言われて4人がかりで押さえつけられて、痛かった・・・(涙)


手術台の上で赤ちゃんの産声を聴いた瞬間、
ただ次から次へと涙があふれてきました。


2011-8-31-1.jpg



顔の横に連れてきてくれた赤ちゃんの顔は、涙でかすんでしまい、
先生や助産師さんからの労わりの言葉にお礼を言いたいのに、
声にもならなかった・・・


出産に立ち会うのを楽しみにしていたmasaは、
立ち会いができなくなって残念がっていましたが
産声は手術室の外まで聴こえたそうです。


2011-8-31-7.jpg


陣痛開始から54時間後の、対面でした。



産んだらほっとできる、と思っていたのに
産後は産後で体力の消耗も激しく、傷口も痛くて、これまたつらかった・・・

合計6日も同じ体勢でいたために筋肉はこわばってしまい、
腰から背中にかけては皮が剥けてしまってびっくり。


24時間点滴とカテーテルがとれる術後三日目には、母子同室でのお世話がはじまったため、
朝イチで痛み止めを打ってもらい、
やっと、やっと赤ちゃんを抱っこしました。


2011-8-31-3.jpg


入院している間に、ずいぶんと涙もろくなってしまったなぁ。



産まれたときには、どちらに似ているのかわからなかったのですが
どうやら娘はmasa似で確定のようです。


2011-8-31-8.jpg


顔立ちでわたしに似ているところがないねと周囲からは言われます(^^;


masaは、必死にわたしに似ているところを探していて、

「手の指と爪のかたちがやえにそっくりだ!」と・・・(笑)


2011-8-31-6.jpg




ハニョ&シャビは大興奮で新しい家族を迎え入れました。


しっぽは高速回転、赤ちゃんを見たくてにおいを嗅ぎたくて。


2011-8-31-10.jpg



互いにびっくりしないように、少しずつ慣らそうとしていましたが
その必要がないくらい、やさしい態度で接してくれます。


赤ちゃんのにおいを嗅いで、寄り添う2ワンの姿に胸が熱くなる。


赤ちゃんを寝かしつけた後は2ワンとベタベタ遊んで、を繰り返しているので
なかなか寝る時間がないけれど、
なるべくガマンさせないように、寂しい思いをさせないようにがんばらないと。


2011-8-31-12.jpg



長々と―読んでくださってありがとう。



最後に・・・


ずっと以前のブログには、よく本からの引用の言葉を書いていましたが、
久しぶりの引用を。

新しい命が誕生することに際しての、好きな言葉ふたつです。



『 わたし達は生まれてくるとき、大声で泣くでしょ。
  あとの人生は、この泣き声の 余韻でしかないの。 』


  ― フランソワーズ・サガン




『 こんにちは、赤ちゃん。地球へようこそ。
  この星は夏は暑くて、冬は寒い。
  この星はまんまるくて、濡れていて、人でいっぱいだ。

  なあ、赤ちゃん、きみたちがこの星で暮らせるのは長く見積もっても、
  せいぜい百年ぐらいさ。

  ただ僕の知っている規則が一つだけあるんだ。

  いいかい―  なんてったって、親切でなきゃいけないよ。 』


  ― カート・ヴォネガット
   「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」より




新しい家族が増えました。


2011-8-31-11.jpg


どうぞよろしくお願い致します。


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