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2009.09.05

家族の肖像

9月に入ったとたんに夏の足音が一気に遠ざかり、
日一日と高くなる空に秋の気配を感じるこの頃 ―

夏の終わりには、なんとなくメランコリックな気持ちになるけれど
ワンコの皆さんは、過ぎ行く季節を惜しむ気持ちなどもちろん感じることなく
怠惰な眠りの中にいます。


090904-1.jpg


犬には「時間」という概念がないという。

犬は、過去でも未来でもなく、「今」この瞬間を生きる生き物だという。



masaの実家のリビングには、シャビ&ハニョの写真がある。
初めてmasa家にわたしとハニョが共に招かれた時に
masaのお父さんが、ソファに二頭を並べて撮った写真だ。

お父さんがそれをプリントアウトしてリビングに飾ったのだと
masaは恥ずかしそうに言っていた。

別の機会で、masaの弟も含めたmasa一家とわたしで食事をした際には
お父さんがふたたび、「せっかくだから写真を撮ろう」と言った。

そしてその写真も後日、シャビ&ハニョの写真と並べてリビングに飾られた。

家族の肖像に、ハニョやわたしが加わっていることがなんだか不思議だ。


090904-8.jpg



「家族の写真」というと、どうしても思い出すのは七五三。

7歳の七五三の時、町の商店街にある写真やさんで
家族写真を撮ったことを思い出す。

ピンクの着物を着て、髪は綺麗にまとめ、紅をさして。特別な日だった。
少し顎を引くように、とか、この角度で千歳飴を軽く持って、などと
写真やさんのおじさんの指示は細かくて、わたしは少し緊張していた。

その時に撮った家族写真がなぜか、
写真やさんの入り口にある、ガラスのショーケースに飾られていると
後日にクラスメイトが教えてくれた。 
写真やさんから許可の打診などなく、家族の誰もそのことを知らなかった。

男の子たちは商店街で写真やさんの前を通ると
「飾られてるぞ~」とからかった。
わたしはどこか恥ずかしい気持ちを隠せなくて
ショーケースの前を通る時に、こっそりと少しだけ家族の写真を眺めた。


その時は、それが最後の家族写真になるとは知らなかったから。


090904-4.jpg


それ以後の写真は、家族の誰の分も、ほとんど残っていない。
処分されたのもあれば、
その後に写真を撮ったことも、ほとんどなかった。

手元にある数少ない写真をかき集めて
泣きながらアルバムを作ったことを思い出す。 9歳か10歳だった。
隠れて抜き取った、両親の若い頃の1枚の写真は、
今も大切にとってある。

そのあと、だいぶ長い間に渡って、写真を撮られることが苦手になった。


今は犬の写真をたくさん撮ってる。
090904-12.jpg

思い出は蓄積されず、静かに散った。


でも、こうして時折、否応なしに去来する記憶に打ちのめされるかというと、
そうでもない。
事実は確かに力強いけれど、未来はそれよりもっと力強い。
人のせいにさえしなければ、人生はなんとか動いてゆく。


090904-7.jpg



家族写真。

犬連れで出かけると、撮るのは犬の写真ばかりで
飼い主と犬と、全員で一緒に写真を撮ることはなかなか難しい。


これまで、2人と2頭の写真は1枚しかなかった。

でも、先日の山中湖の旅行で、親切なスタッフがわたし達の写真を撮ってくれた。

これでみんなの写真が増えた。


090904-10.jpg



いっぱいいっぱい、一緒に写真を撮ろう。
これからいくらだって撮れる。


できればみんなで写真を撮ろう。
忘れたくない一瞬を焼き付けよう。

写真は記憶を守るだけではなく、

今この瞬間を記録するだけでもなく、

きっと未来へとつなげてくれるから。


090904-5.jpg


暗い記事に思えたらごめんなさい。(問題なく元気です!)
そろそろ山中湖旅行の記事も書くぞ~。

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<by:Y>
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